【12月31日 AFP】湾岸協力会議(Gulf Cooperation CouncilGCC)の加盟6か国は30日、オマーン・マスカット(Muscat)で開催した首脳会議で、2009年の立ち上げを目指す通貨統合に関する最終案について合意した。関係筋がAFPに対し、明らかにした。

 匿名の関係筋によると、首脳会議に合わせて協議した6か国財務相は、「09年末までに合意の実施を目指す草案を採択」するよう提言したという。

 合意最終案は、将来的に単一通貨の発行を行うことになるGCCの中央銀行の創設に先立ち、通貨協議会の創設を規定している。

 だが、関係筋は、当初2010年からの導入を目指していた通貨統合の時期については明らかにしなかった。統合時期については、GCC加盟国の間でも依然として結論が出ていないという。

 GCCは、オマーン、クウェート、バーレーン、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦の6か国が加盟している。(c)AFP