【12月25日 AFP】米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)は24日、経営危機に陥っている米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)の金融子会社GMACが申請した銀行持ち株会社化を承認した。GMACは金融安定化法に基づく公的資金注入や緊急融資の対象となり、米政府が前週決めたつなぎ融資を支援する動きとなった。

 GMCAは経営破綻(はたん)危機に直面しており、GMのディーラーや顧客へのローン供与が困難になっていた。GMCAが破綻した場合、GMの資産を大きく棄損する可能性があった。

 FRBによると、持ち株会社化でGMAC大株主のGMと投資ファンドのサーベラス・キャピタル・マネジメント(Cerberus Capital Management)には、GMは議決権のある株式と普通株で10%未満、サーベラスは議決権のある株式で14.9%未満、普通株で33%未満まで、出資率を引き下げることが求められる。(c)AFP