【12月18日 AFP】合併交渉を進めていた豪航空最大手カンタス航空(Qantas Airways)と英航空最大手ブリティッシュ・エアウェイズ(British AirwaysBA)は18日、協議は合意に達せず終了したことを明らかにした。合併交渉が成功すれば、事業規模60億ドル(約5300億円)の巨大航空会社が誕生するはずだった。

 BAは、合併交渉が失敗に終わったとの声明文を発表した。一方、カンタス航空は報道発表文のなかで、「両社は、航空連合『ワンワールド(Oneworld)』グループの一員として、引き続きビジネス提携を続けていく」と述べた。

 今年上半期における燃油高騰や世界的な不景気による旅客の減少など、厳しい経営状況にある航空大手両社は、8月から合併の可能性を模索してきたが、2日になって初めて、その事実を公表した。(c)AFP