【12月17日 AFP】17日の東京外国為替市場で円相場は、一時1ドル=88.22円となり13年ぶりの円高・ドル安を記録した。米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)の大幅利下げを受けドル売りが加速したためとみられる。

 ユーロは一時1.4113ドルをつけ、2か月半ぶりのユーロ高に近づいた。

 FRBは16日、主要な政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行の1.0%から、年0.0-0.25%に引き下げることを決定した。

 河村建夫(Takeo Kawamura)官房長官は17日、急激な円高について「輸出産業など日本経済全体への影響も考えられる」と述べ、日銀の金融政策に期待するとの見解を示した。(c)AFP/Kimiko de Freytas-Tamura