【12月16日 AFP】東芝(Toshiba)は16日、金融危機の影響による需要減退のあおりをうけ、米アップル(Apple)の携帯音楽プレーヤー「iPod」などのデジタル音楽プレーヤーに使用されるNAND型フラッシュメモリーの生産量を3割減産すると発表した。

 東芝は、供給過剰への対応として、三重県にあるフラッシュメモリー製造の主要工場での減産に加え、ほかの主要半導体工場でも最長で25日間の操業停止を実施する。

 NAND型フラッシュメモリー生産大手の東芝は、過去数年間にわたって、活発化した需要にあわせて多額の投資を行ってきたが、半導体価格の下落と円高の影響で損失が膨らんでいた。

 また、16日の日本経済新聞(Nikkei)によると、東芝は、九州の工場で派遣社員160人を削減する計画。(c)AFP