【12月15日 AFP】中国の自動車メーカー、比亜迪汽車(BYDオート、BYD Auto)が15日、プラグイン型ハイブリッド車の世界初の大量生産車「F3DM」の販売を開始した。ハイブリッド車自体の量産としても中国初となり、エコカー部門で世界の優位に立ちたい同国にとって弾みの付く動きとなりそうだ。

 王傳福(Wang Chuanfu)主席は南部深セン(Shenzhen)にある本社で発売にあわせて報道陣と会見し、中国、そして同社が低燃費車市場で国際的なリーダーになりつつあると語った。
 
 一方、同社広報は15日に発売したことは確認したものの詳細は明らかにしていない。

 BYDは、株式の9.9%を世界で最も成功した投資家と言われる米著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏が保有していることでも知られる。
 
「プラグイン型」は家庭用電源からでも充電できるハイブリッド車。BYDの「F3DM」はフル充電状態で100キロの走行が可能で、車体価格は15万元(約200万円)を下回る。当面は中国の10以上の都市で販売する計画。(c)AFP