【12月2日 AFP】日銀は2日、臨時金融政策決定会合を開き、金融危機を受け困難になっている企業の資金繰りを支援するため、年末から年度末にかけて金融機関への臨時の資金供給措置を決定した。

 日銀は金融機関に対し、現在年0.3%の政策金利と同じ低水準の金利で制限を設けずに資金を供給するほか、日銀が金融機関から担保として受けとる企業の社債の条件を緩和し、金融機関から企業への貸し出しを促す。

 日銀は、欧米に発した金融危機の影響により、中小企業だけでなく大企業も市場での資金調達が難しくなっていると指摘している。(c)AFP