【11月26日 AFP】鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル(ArcelorMittal)は25日、需要減退を理由に、09年1月に米インディアナ(Indiana)州の工場の人員約2400人を削減すると発表した。

 人員削減の理由は「現在の景気状況」と述べ、「(削減の)決定は、北米で40%の減産となる枠組みを受けたもの」と説明した。アルセロール・ミタルは11月初めに全世界で平均35%の減産見通しを示していた。

 アルセロール・ミタルは11月初め、世界的な金融危機の影響による需要減退を理由に、第4四半期の減産見通し幅を倍増し、同社の株価は急落した。

 アルセロール・ミタルは、北米で従業員約3万5500人を雇用している。(c)AFP