【11月21日 AFP】米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)電子版は20日夜、株価が急落している米金融大手シティグループ(Citigroup)の経営陣が、同社の部門売却や身売りを検討していると報じた。

 報道によると、社内の協議は「予備段階」で、同社関係者はシティには「十分な資本、資金調達能力、戦略方針がある」と述べている。

 シティグループは米サブプライム関連で巨額損失を計上しており、今年に入って株価が70%以上も下落。特に19日に23%、20日に26%と大幅続落したことから、抜本的な経営改革のシナリオの1つとして売却が浮上したとみられる。

 WSJ紙は、消息筋の話として、シティが21日に取締役会を開き、株価回復の方策を協議する見通しだと伝えている。(c)AFP