【11月13日 AFP】金融危機で打撃を受けた新興国向けに国際通貨基金(International Monetary FundIMF)が行う緊急支援融資を後押しするため、日本が外貨準備から最大10兆円の資金拠出を行うことが13日、明らかになった。国内各メディアが報じた。

 14日から米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で20か国・地域(G20)の代表が集まって開催される金融危機対策のための緊急首脳会合(金融サミット)で、麻生太郎(Taro Aso)首相が発表するという。

 日本経済新聞(Nikkei)によると、政府は外貨準備から米財務省証券(米国債)の形でIMFに貸し付け、IMFは資金不足に陥った場合にこれを担保に資金調達を行うことになる。日本は金融サミットで、中国や中東の産油国など豊富な外貨準備を抱える諸国に対しても資金拠出をよびかける方針だとしている。(c)AFP