【10月29日 AFP】（一部更新）国際通貨基金（International Monetary Fund、IMF）、欧州連合（EU）、世界銀行（World Bank）は28日、金融危機に陥っているハンガリーに対し、計200億ユーロ（約2兆5000億円）の金融支援を実施すると発表した。

　IMFの声明によると、IMFが125億ユーロ（約1兆5500億円）、EU65億ユーロ（約8070億円）、世銀10億ユーロ（約1240億円）を融資。ドミニク・ストロスカーン（Dominique Strauss-Kahn）IMF専務理事は、17か月のスタンドバイ取り決めの下で融資が行われると発表した。

　これに先立ちEUは、ハンガリーに対する融資を承認する方針だと発表し、この支援策は、経済調整計画に対するハンガリー当局の「強い姿勢」が必要だと強調していた。EU経済・財務相理事会（Ecofin Council）と欧州委員会（European Commission）の議長国フランスは、パリ（Paris）で、ハンガリーへの金融支援は「ハンガリー財政の持続性強化を目的として、IMFと協調した上で」決定されたとの共同声明を発表した。(c)AFP