【10月13日 AFP】万国郵便連合(Universal Postal UnionUPU、本部:ベルン)は9日、電子商取引(Eコマース)やダイレクトメールが郵便取扱総量を押し上げているとする最近5か年の統計を発表した。その一方で、国際郵便の取扱量は減っているという。

 UPUが9日の世界郵便デー(World Post Day)に合わせて発表した2002-07年の統計によると、国内便の郵便小包取扱量は7.9%増の65億件、国際便の郵便小包取扱量は1.4%増の4400万件にのぼった。国内郵便の取扱量も、0.3%増の4330億通で、うち約30%がダイレクトメールだ。

 UPUは、こうした郵便取扱量増加の一因は、オンライン購入など、Eコマースの成長にあるとしている。こうしたオンライン購入の大半は、依然として国内サイトでの購入にどどまっていると見られる。
 
 一方、国際郵便の2007年取扱量は、前年比2.6%減の55億通だった。減少の理由についてUPUは、「新しいテクノロジーがもたらした激しい競争」によるものだとしている。(c)AFP