【10月10日 AFP】シンガポール通産省は10日、2008年の経済成長率予測を3%に下方修正した。また、7-9月期の実質国内総生産(GDP)の成長率は前の期比5.7%減だった4-6月期に続き減少し、同6.3%減だったことを明らかにした。世界経済の鈍化と国内主要産業の伸び悩みを理由としている。

 シンガポール政府は景気後退したとは言っていないが、一般的に2四半期連続でマイナス成長が続く状態を景気後退と定義することから、シンガポール銀行大手DBSグループ系シンクタンクは、シンガポールがアジアの主要経済国で初めて、実質的な景気後退に入ったとの見方を示した。(c)AFP/Ian Timberlake