【10月10日 AFP】麻生太郎(Taro Aso)首相は10日、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で同日行われる先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で金融危機への対応策がまとまらなければ、主要8か国(G8)による緊急首脳会議を開催する意向を示した。

 麻生首相は記者団に対し、「(G7が)まとまらなければ、議長国として日本から声を掛けてやる」と語った。

 世界大恐慌(Great Depression)以来といわれる金融危機によって世界的な株安が進むなか、G7の会合終了後には、ロシアや中国、インドなどを含めた20か国(G20)の特別会合も予定されている。

 時事通信(Jiji Press)など国内メディア各社によると、中川昭一(Shoichi Nakagawa)財務・金融担当相は、G7の会合で、金融機関の救済で財政難に陥った新興国などに緊急融資する新制度を国際通貨基金(International Monetary FundIMF)に作るよう提案することを明らかにした。(c)AFP