ECB総裁、金利引き下げも検討 金融市場は「異常な不透明感」
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【10月3日 AFP】欧州中央銀行(European Central Bank、ECB)のジャンクロード・ トリシェ(Jean-Claude Trichet)総裁は2日、ECBが主要政策金利の引き下げを検討していたことを明らかにした。世界的な金融市場の混乱を背景に、これまでのECBの方針を大幅に変更する可能性を示唆した形だ。
ECBは同日、主要政策金利を現行の4.25%に据え置く決定をしているが、トリシェ総裁は独フラクフルト(Frankfurt)で開いた記者会見で「2つの選択肢を検討した。1つは金利を据え置くこと。もう1つは金利の引き下げだ」と語った。
トリシェ総裁は、金融市場における「異常な水準の不透明感」をくりかえし強調しながら、「われわれ理事会は、全会一致で金利据え置きを決定した。だが、2つの選択肢を検討した結果だ」と述べた。(c)AFP/William Ickes
ECBは同日、主要政策金利を現行の4.25%に据え置く決定をしているが、トリシェ総裁は独フラクフルト(Frankfurt)で開いた記者会見で「2つの選択肢を検討した。1つは金利を据え置くこと。もう1つは金利の引き下げだ」と語った。
トリシェ総裁は、金融市場における「異常な水準の不透明感」をくりかえし強調しながら、「われわれ理事会は、全会一致で金利据え置きを決定した。だが、2つの選択肢を検討した結果だ」と述べた。(c)AFP/William Ickes