【10月2日 AFP】米調査会社オートデータ(Autodata)が1日発表した9月の米新車販売台数統計は、業界全体の販売台数が前年同月比26.6%減となり、1-9月で12.8%の落ち込みを記録した。

 今年に入って前年実績を下回っていた販売台数は9月20日以降、金融機関の破たんや株式市場の値下がりで経済の先行き懸念が増したことから激減。信用不安で自動車ローンの審査基準も厳しくなっており、各社のショールームはゴーストタウン化している。

 各社別では、トヨタ自動車(Toyota Motor)が前年同月比29.5%減の14万4260台で、1-9月の販売台数は同10.4%減の約180万台だった。

 フォード・モーター(Ford Motor)は同34%減の11万6734台で、年ベースでは同17.3%減の150万台、市場シェアは2007年9月の13.3%から12.1%に縮小した。

 ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)は同16%減の28万4300台だったが、他社に比べ落ち込み幅は小さく、市場シェアは今年に入って最大となり、回復の兆しがみられた。

 ホンダ(Honda)は同20.9%減の9万6629台、日産自動車(Nissan)は大手メーカーの下げ幅では最大の同36.8%減を記録し、5万9565台だった。(c)AFP/Joe Szczesny