【9月25日 AFP】欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会(European Commission)は24日、交通事故防止のため2011年以降に欧州圏内で販売される自動車に「昼用ヘッドライト」の設置を義務付けると発表した。

 欧州委はこの措置で死亡事故を3-5%、事故件数全体を15%減少できると見込んでいる。

 昼用ヘッドライトはエンジンをかけると自動的に点灯し、同委によれば「道路を利用する人に自動車がよく見えるようになり、通常の夜用ヘッドライトより消費エネルギーが低い」。暗くなると手動で通常のヘッドライトを点灯しなければならないのはこれまでと変わらず、夜用ライトを点けると昼用ライトは消灯する仕組みだという。

 北欧諸国ではこのライトがすでに義務化されており、交通安全への効果は「非常に大きい」と欧州委は説明している。(c)AFP