【9月16日 AFP】15日の米株式市場は、米証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)の破たんやそれに伴う金融市場と世界経済への懸念の高まりから、急落した。一方、同日の原油先物市場も急落した。

 ニューヨーク(New York)市場のダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)は前週末比504.48ドル(4.42%)安の10917.51ドルで引け、1日の下落率では、2001年9月の米同時多発テロ直後以来の大きさとなった。

 また、ナスダック(Nasdaq)総合株価指数は同81.36ポイント(3.60%)安の2179.91。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種株価指数も、同59.00ポイント(4.71%)安の1192.70で取引を終えた。

 15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile ExchangeNYMEX)の原油先物相場は、指標となる米国産標準油種の軽質スイート原油(10月渡し)が前週末比5.47ドル安の1バレル=95.71ドルで取引を終えた。

 ロンドン(London)市場でも、指標となる北海ブレント(Brent North Sea)原油(10月渡し)が同5.20ドル安の1バレル=92.38ドルで引けた。

 同日の原油先物相場では一時、ニューヨーク市場で1バレル=94.13ドル、ロンドン市場で1バレル=91.17ドルまで下落し、それぞれ2月以来の安値水準となった。(c)AFP