【9月10日 AFP】米証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)が10日発表した6-8月期決算は、最終損益が39億ドル(約4200億円)となった。資金繰りで苦しむ同社だが、新たな資本注入計画の発表はなかった。

 リーマンの株価は9日、資本注入の見込みが途絶えたことを受けて、大幅下落した。米証券界で最大規模の投資機関として知られるリーマンの株価は9日、一時前日比44.95%まで急落し、終値は前日比7.79%下落となった。2月以降、株価は88%下落している。

 リーマンは、9月18日に6-8月期決算と再建計画を発表するとしていた。アナリストらは、前期決算が前代未聞の28億ドルの損失だったことから、今期はさらに上回る損失を予想していた。(c)AFP