【9月3日 AFP】韓国の政府系金融機関、韓国産業銀行(Korea Development BankKDB)は、業績が悪化している米証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)の株式25%を5-6兆ウォン(約5200-6300億円)で取得することを提案した。朝鮮日報(Chosun Ilbo)が3日、金融関係者の話として伝えた。

 また、KDBは、リーマンへの出資比率を最終的に49%まで引き上げることも提案した。さらに、不良債権の受け皿となる金融機関(バッドバンク)を設立してリスク度の高い資産を分離することを提案した。

 同報道について、KDB広報はコメントを拒否した。KDB広報は2日に、リーマンへの出資について検討中であると発表していたが、詳細については明らかにしていなかった。(c)AFP