FRB議長「金融市場の混乱は収まっていない」
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【8月23日 AFP】米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ(Ben Bernanke)議長は22日、ワイオミング(Wyoming)州ジャクソンホール(Jackson Hole)で講演を行い、前年から続く金融市場の混乱は「収まっておらず」、経済活動が記憶にある中で「最も厳しい」状況にあるとの見方を示した。FRBが公開したバーナンキ議長の講演内容で明らかになった。
バーナンキ議長は、経済全般の安定を維持するためにFRBが、低金利政策の継続、信用収縮に直面している銀行・証券会社への流動性供給、住宅市場の極端な上下の再発を予防する規制構造の立て直しの3点に力を入れていると説明した。
FRBの政策についてバーナンキ議長は、「世界経済の減速の結果として、原油をはじめとする商品価格の安定を前提としている」と強調した。
バーナンキ議長はまた、FRBと関係当局が金融システムの強化と将来の危機回避を目指し、より包括的な法制改革を行うことを視野に入れていると述べた。さらに、「銀行中心でなくなりつつある」金融システム全般に目を向ける必要性があると指摘した。(c)AFP
バーナンキ議長は、経済全般の安定を維持するためにFRBが、低金利政策の継続、信用収縮に直面している銀行・証券会社への流動性供給、住宅市場の極端な上下の再発を予防する規制構造の立て直しの3点に力を入れていると説明した。
FRBの政策についてバーナンキ議長は、「世界経済の減速の結果として、原油をはじめとする商品価格の安定を前提としている」と強調した。
バーナンキ議長はまた、FRBと関係当局が金融システムの強化と将来の危機回避を目指し、より包括的な法制改革を行うことを視野に入れていると述べた。さらに、「銀行中心でなくなりつつある」金融システム全般に目を向ける必要性があると指摘した。(c)AFP