【8月6日 AFP】航空大手の全日本空輸(All Nippon AirwaysANA)が6日、大幅な路線廃止・減便を発表した。日本航空(Japan AirlinesJAL)もANAを上回る同様の措置を検討しているという。

 ANAでは10月に中部(Chubu)国際空港-台北(Taipei)路線、2009年1月までに関空-グアム(Guam)路線の国際線2路線を廃止する。また国内線では長崎-沖縄便を休止するほか、8路線で便数を削減するという。

 6日の日本経済新聞(Nikkei)によると、JALも2009年3月までに国内線12路線、国際線5路線を廃止する。国際線の中には関西国際空港-ロンドン(London)便および中国、韓国の都市との往復便が含まれている。

 JAL広報部は同日、2009年度後半へ向けて路線見直しを行うと発表、燃料価格の高騰を理由に挙げた。国内4路線で減便も行う予定で、これらの措置により年間120-130億円のコスト削減が見込まれると報じられている。(c)AFP