全国で漁船が一斉休漁、都内では窮状訴えるデモ
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【7月15日 AFP】燃料価格高騰による漁業の窮状を訴えるため、日本で稼働する約20万隻のほぼ全ての漁船が15日、1日限りの一斉休漁に入った。魚を扱う飲食業者や家庭の食卓に影響が出るとみられる。
官庁街に近い都内の日比谷公園には「燃油高騰対策を!」などと書かれたゼッケンを付けた漁業者ら約3600人が集まり「漁に出るほど赤字だ」などと叫びながら燃料費補てんなどの救済策を政府に求め、農林水産省庁舎までデモ行進を行った。
鹿児島から参加した漁師は、異常なほどの燃料費の高騰で、日本の漁業は瀕死の状態だと訴え、「日本の漁業の灯が消えれば日本の伝統的食文化が失われる。日本の食料危機は、もうそこまで迫っている」と語った。千葉県から参加した漁師は、燃料価格は3年前の3倍に上がっており、1970年代のオイルショックのときよりも酷いと述べた。
また、午前11時には、抗議運動の一環として全国の漁船が一斉に汽笛を鳴らした。
世界有数の漁業大国である日本で、漁師によるストは極めて異例。(c)AFP/Kyoko Hasegawa
官庁街に近い都内の日比谷公園には「燃油高騰対策を!」などと書かれたゼッケンを付けた漁業者ら約3600人が集まり「漁に出るほど赤字だ」などと叫びながら燃料費補てんなどの救済策を政府に求め、農林水産省庁舎までデモ行進を行った。
鹿児島から参加した漁師は、異常なほどの燃料費の高騰で、日本の漁業は瀕死の状態だと訴え、「日本の漁業の灯が消えれば日本の伝統的食文化が失われる。日本の食料危機は、もうそこまで迫っている」と語った。千葉県から参加した漁師は、燃料価格は3年前の3倍に上がっており、1970年代のオイルショックのときよりも酷いと述べた。
また、午前11時には、抗議運動の一環として全国の漁船が一斉に汽笛を鳴らした。
世界有数の漁業大国である日本で、漁師によるストは極めて異例。(c)AFP/Kyoko Hasegawa