【7月10日 AFP】米航空宇宙機器大手ボーイング（Boeing）は9日、航空各社が燃油高騰対策として旧型旅客機の買い換えを進めるなか、燃費の良い航空機需要の高まりで今後20年の航空機市場は活性化するとの見方を示した。

　ボーイングが発表した商業航空部門の今後20年の予想によると、燃費の悪い旧型航空機の代わりに燃費効率のいい新型航空機の需要が43％増加する。前年の予想は36％だった。

　ロンドン（London）で行われた記者会見で同社のマーケティングの副責任者Randy Tinseth氏は「旧型で燃費効率の悪い航空機の取り換えの需要が高まっている」と述べた。

　ボーイングは、航空各社が同社のドリームライナー（Dreamliner）やエアバスのA380やA350といった燃料効率の良い新型航空機への入れ替えに意欲を示しているとみている。現在原油価格は史上高値を更新し続けており、その結果燃油価格も上昇している。(c)AFP/Frederic Pouchot