【7月3日 AFP】インドで2日、ディーゼル燃料価格の規制と通行税の引き下げを求める運輸系労働組合と政府の交渉が決裂したことを受け、約400万台のトラックがストに突入した。政府および労組側が明らかにした。

 労組側は政府に対し、プレミアムガソリン購入の必要がなくなるよう、ディーゼル燃料価格の規制と通行税の引き下げを求めているが、1日夜に交渉が決裂した。

 ストが2日以上続けば、食糧など生活必需品の価格が10-15%上昇するとの見方もある。

 インド政府は前月、今年2度目となるガソリンとディーゼル燃料の価格を引き上げを実施した。国営石油会社の巨額の損失が背景にあるが、野党の反発を招いたほか、市民の間でも抗議行動が起きている。(c)AFP