【6月20日 AFP】日本経済新聞(Nikkei)は20日、三井住友銀行(Sumitomo Mitsui Banking CorporationSMBC)が、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連で多額の損失を計上した英銀大手バークレイズ(Barclays)に対し、1000億円規模の出資をする方向で最終調整に入ったと報じた。両行は今月末にも正式な発表を行う見込みだという。

 三井住友フィナンシャルグループ(Sumitomo Mitsui Financial Group)の中核を占める三井住友銀行は、バークレイズに対し第三者割当増資を行う。両行は資本提携に加え、業務面でも、資産運用事業やアジア地域での事業展開などで協力を深めていくという。

 両行は人的交流に加え、主要金融市場や新興国市場に先端金融商品を提供することなど、さまざまな分野での提携強化を目指していくとしている。(c)AFP