【6月19日 AFP】米空軍機の空中給油機発注契約をめぐり、航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)が米政府監査院(Government Accountability OfficeGAO)に発注先選定の見直しを求めていた問題で、GAOは18日、同契約の発注先に米防衛機器大手ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)が選定されたのは不当だとするボーイングの主張を支持し、米空軍に見直しを勧告した。

 これを受け米空軍は同日、GAOの勧告を検討し、検討が済み次第「善後策を決める」と発表した。

 この決定で、ノースロップ・グラマンと欧州航空防衛大手EADS(European Aeronautic Defense and Space)の企業連合は、350億ドル(約3兆8000億円)の大型契約を失う可能性もでてきている。(c)AFP