【6月16日 AFP】韓国外交通商省は16日、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で行われていた米国産牛肉の輸入再開をめぐる両国の交渉が、合意に達しないまま終了したと発表した。

 韓国側は金宗フン(キム・ジョンフン、Kim Jong-Hoon)通商交渉本部長が訪米し、牛海面状脳症(BSE)感染の危険性が高いとされる月齢30か月以上の牛肉の緊急輸入制限を求めていたが、米東部時間15日に帰国の途についたという。

 金本部長は13日と14日にスーザン・シュワブ(Susan Schwab)米通商代表部(US Trade RepresentativeUSTR)代表と会談。16日も交渉を続行する予定だった。

 韓国外交通商省は、両国は「双方が納得する解決のため協力することで合意した」としつつ、追加的な輸入制限措置の詳細の合意には「さらに時間が必要」との見方で両国が一致しており、今後は外交ルートを通じて交渉を続けるとしている。(c)AFP