【6月10日 AFP】ケニアの携帯電話大手サファリコム(Safaricom)は9日、ナイロビ(Nairobi)証券取引所に上場、新規株式公開(IPO)の初日に、公募価格の1株当たり5ケニア・シリングから50%以上の値上がりをみせた。

 ムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領が取引開始を告げると平均7.50ケニア・シリング(0.12ドル、約12円)で取引された。

 市場関係者によると、一時は8ケニア・シリングまで値を上げ、その後は7ケニア・シリングで取引を終えたが、ケニアでの携帯電話サービス市場拡大に対する投資家の信頼を反映するかたちとなった。

 ケニア政府は3か月前、サファリコムに対し持ち株の25%に当たる100億株を売却、35%を保持したまま500億ケニア・シリング(7億8600万ドル、830億円)を調達した。(c)AFP/Bogonko Bosire