【6月5日 AFP】全米第2位の航空大手ユナイテッド航空(United Airlines)は4日、燃料価格の高騰や米経済の不振を理由に保有航空機や運航数の削減、最大1100人の人員整理などを行うと発表した。

 ユナイテッドによると、ボーイング(Boeing)737型機30機を含む100機を削減するほか、2009年度の米国内便の運航便数も17-18%減らす。

 原油価格の高騰に絡んで事業縮小を発表した米主要航空会社は、約2週間前に人員・便数削減措置を行った全米第1位のアメリカン航空(American Airlines)に次ぐもの。

 国際航空運送協会(International Air Transport AssociationIATA)は2日、前年比2倍にまで高騰した原油価格の影響で、加盟航空会社230社の2008年の損失が23億ドル(約2400億円)に上るとの試算を発表している。(c)AFP/Veronica Smith