【5月6日 AFP】5日の米株式市場は、米ソフトウェア大手のマイクロソフト(Microsoft)が米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)への買収提案を取り下げたことや原油価格が市場最高値を更新したことを受けて反落し、3週間ぶりの低い水準となった。

 ニューヨーク(New York)株式市場では、ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)は前週末比88ドル66セント(0.68%)安の1万2969ドル54セントで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック(Nasdaq)総合株価指数も、終値が前週末比12.87ポイント(0.52%)安の2464.12ポイントとなった。また、S&P総合500種指数(Standard & Poor’s 500 Index)も同6.41ポイント(0.45%)安の1407.49ポイントとなった。(c)AFP

 ヤフーの株価は、マイクロソフトが買収提案を取り下げたことで15%下落したが、2月1日の買収提案時の株価よりも5ドル高い水準を保っており、市場では買収の可能性が完全になくなったわけではないとの見方が強いことを示している。

 一方、マイクロソフトの株価は終値が29ドル8セントとなりわずかに下落している。これは市場が、マイクロソフトがインターネット広告の分野でライバルのインターネット検索大手グーグル(Google)を追撃するためには、ヤフーとの協力が必要だとの判断を示しているものと受け止められている。(c)AFP