【5月1日 AFP】ガソリン税などの暫定税率を復活させる税制改正法案が前日に衆議院で与党が強行採決したことを受け、国内のガソリンスタンド(GS)は1日、一斉にガソリン価格を値上げした。

 暫定税率は1リットル当たり25円程度だが、新橋など都心では値上げ幅を30円とし1リットル当たり160円でガソリンを販売するスタンドも見受けられる。

 しかし、多くのドライバーが前日に駆け込み給油で殺到したため、閑散とした値上げ初日迎えたガソリンスタンドも少なくない。

 暫定税率の復活については、消費者の批判も高まっている。共産党の志位和夫(Kazuo Shii)委員長は、都内の代々木公園で行われたメーデー集会で、「物価高で苦しむ庶民にさらに大増税を強いるものだ」と述べ、与党を非難した。(c)AFP