【3月13日 AFP】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile ExchangeNYMEX)の原油先物相場は、需給ひっ迫懸念と市場過熱の憶測から続伸し、標準油種の軽質スイート原油(4月分)が一時1バレル110ドル20セントをつけ、史上最高値を更新した。終値も最高値を更新し、前日比1ドル17セント高の1バレル109ドル92セントで取引を終了した。

 世界的な原油価格の高騰で、とくに景気後退が懸念される米国でインフレ圧力が加速する可能性を指摘する声が出ている。

 国際エネルギー機関(International Energy AgencyIEA)は専門家を召集し、原油価格の高騰について協議する方針を明らかにした。(c)AFP