【3月11日 AFP】10日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile ExchangeNYMEX)の原油先物市場は、標準油種の軽質スイート原油(4月分)が史上最高値となる一時1バレル107ドル44セントを記録し、7日に記録していた1バレル106ドル54セントを更新した。

 午前の取引では利益確定のため売りが先行していたが、ドル安基調が続くとの見通しや供給懸念を背景に買い優勢に転じた。

 さらに、米ホワイトハウス(White House)が同日、ディック・チェイニー(Dick Cheney)米副大統領が来週、石油輸出国機構(Organization of Petroleum Exporting CountriesOPEC)の中心国サウジアラビアを訪問し、原油価格高騰を抑制するために同国がOPECによる原油増産を後押しするよう求めると発表したことから、急伸した。(c)AFP