HSBCが2007年決算発表、評価損1兆7000億超
このニュースをシェア
【3月3日 AFP】 英銀行大手HSBCは3日、2007年決算を発表した。米国の低所得者向け高金利型住宅融資(サブプライムローン)の市場崩壊と、それに伴う世界的な金融引き締めの影響により、170億ドル(約1兆7500億円)を上回る巨額の評価損を計上したものの、アジア地域の好調などから純利益では過去最高益を更新した。
評価損は前年比63%増の172億4000万ドル(約1兆7700億円)を計上、純利益は同21%増の191億3000万ドル(約1兆9700億円)と過去最高益を更新した。
一方、税引き前利益は9.6%増の242億1000万ドル(約2兆4900億円)で、アナリストの平均予測の248億2000万ドルをわずかに下回った。
香港を除くアジア太平洋地域の好調が収益を支えた。同地域での利益は、力強い経済成長を反映し、70%増の60億1000万ドル(約6180億円)と飛躍的に伸びた。
こうしたアジア太平洋地域の好調が、米経済の低迷を補った。米国市場では、サブプライムの債務不履行に伴う不良債権の増加により、利益は前年の40億ドル(約4120億円)から9100万ドル(約93億7000万円)と大幅に落ち込んだ。
3日午前のロンドン(London)株式市場で、HSBC株は前週末比1.89%高の780ポンド50ペンス(約15万9775円)まで急騰した。(c)AFP
評価損は前年比63%増の172億4000万ドル(約1兆7700億円)を計上、純利益は同21%増の191億3000万ドル(約1兆9700億円)と過去最高益を更新した。
一方、税引き前利益は9.6%増の242億1000万ドル(約2兆4900億円)で、アナリストの平均予測の248億2000万ドルをわずかに下回った。
香港を除くアジア太平洋地域の好調が収益を支えた。同地域での利益は、力強い経済成長を反映し、70%増の60億1000万ドル(約6180億円)と飛躍的に伸びた。
こうしたアジア太平洋地域の好調が、米経済の低迷を補った。米国市場では、サブプライムの債務不履行に伴う不良債権の増加により、利益は前年の40億ドル(約4120億円)から9100万ドル(約93億7000万円)と大幅に落ち込んだ。
3日午前のロンドン(London)株式市場で、HSBC株は前週末比1.89%高の780ポンド50ペンス(約15万9775円)まで急騰した。(c)AFP