【2月11日 AFP】携帯電話端末の世界最大手、フィンランドのノキア(Nokia)がドイツ西部のボーフム(Bochum)にある製造工場を2008年半ばまでに閉鎖すると発表したことを受け、10日夜、同工場の従業員や家族が工場前で抗議デモを行った。

 ボーフム工場の閉鎖が発表されて以来、ドイツ国内ではこれに反発する激しい抗議運動が起きているほか、同社に対して支払われた公的補助金の返還を求める声まで起きている。支給済みの補助金は8000万ドル(約86億円)に上るという。

 工場が閉鎖されると、正規雇用の従業員2300人のほか地元関連産業に従事する数千人が失業することになる。(c)AFP