中国製玩具騒動、「責任の一端は海外の消費者にあり」
発信地:香港
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【1月8日 AFP】香港貿易発展局(Trade Development Council、TDC)は7日、中国製玩具をめぐる一連の騒動の責任の一端は、安い製品を求める海外の消費者にあるとの見解を示した。
TDCの香港玩具諮問委員会(Toys Advisory Committee)のJeffrey Lam会長は、中国製品の継続的な安全性を確保するには、製造業者だけでなく海外の消費者が責任を共有しなければならないと言明。海外から繰り返しつきつけられる値下げの要求が玩具製造業者を追い込み、質の低下を招いていると述べた。
同会長は「理不尽に利益を絞りだそうとすれば、追い込まれた業者が低水準な製品を作る。これは誰の得にもならない。小売業者も消費者も、必要以上に安いものを求めるべきではない。商品の安全性は、かかわる人たちすべてが責任を共有しなければならない」と述べた。
Lam会長はまた、2008年には人件費が少なくとも30%上昇すると予測。そのほか原材料の値上がりや元高が進んでいることも相まって、香港および中国では閉鎖する玩具製造業者が増加することも予想され、同会長は製品の値上がりを指摘している。(c)AFP
TDCの香港玩具諮問委員会(Toys Advisory Committee)のJeffrey Lam会長は、中国製品の継続的な安全性を確保するには、製造業者だけでなく海外の消費者が責任を共有しなければならないと言明。海外から繰り返しつきつけられる値下げの要求が玩具製造業者を追い込み、質の低下を招いていると述べた。
同会長は「理不尽に利益を絞りだそうとすれば、追い込まれた業者が低水準な製品を作る。これは誰の得にもならない。小売業者も消費者も、必要以上に安いものを求めるべきではない。商品の安全性は、かかわる人たちすべてが責任を共有しなければならない」と述べた。
Lam会長はまた、2008年には人件費が少なくとも30%上昇すると予測。そのほか原材料の値上がりや元高が進んでいることも相まって、香港および中国では閉鎖する玩具製造業者が増加することも予想され、同会長は製品の値上がりを指摘している。(c)AFP