【12月27日 AFP】JR東海(Central Japan Railway Company)は26日、5兆1000億円の費用を掛けて、2025年度までに世界最速の鉄道となる次世代リニアモーターカーの導入を計画していると発表した。

 JR方式の超電導磁気浮上式リニアモーターカー「マグレブ(Maglev)」は、現在は上海(Shanghai)でのみ商業運転されている。

 JR東海によると、同社は2025年度までに、首都圏と中部圏を結ぶマグレブの建設を計画しており、290キロメートルの区間を時速約500キロメートルで走行することを目指しており、それが成功すれば上海のマグレブを上回り、史上最速の鉄道になるという。

 上海磁浮交通発展有限公司(Shanghai Maglev Transportation Development)のホームページによると、2002年に商業運転を開始した同社のマグレブは、浦東(Pudong)国際空港から金融街までの30.5キロメートルを時速430キロメートルで走行している。

 一方、JR東海のマグレブは、2003年に山梨リニア実験線での走行試験で時速581キロメートルを記録している。(c)AFP/Kyoko Hasegawa