【12月19日 AFP】丸進玩具(Marushin Toys)は19日、基準値を超える有害物質が含まれていたとして中国製玩具23万個のリコールを発表した。

 丸進玩具によると、リコール対象の玩具は2004年から今月はじめまでに販売されたもので、18日から回収が始まった。

 日本玩具協会(Japan Toy Association)のウェブサイトによると、丸進玩具は16品目について適切な検査を受けていなかった上、玩具安全基準の不正表示をしていた。

 同協会によると、リコール対象玩具のうち13万2000個以上で基準を超える鉛などの有害物質が検出された。それ以外については在庫がなく、検査できなかったという。

 中国製品をめぐっては今年、輸出先で次々とリコールが発生。リコール対象商品は、海産物からタイヤまで広い範囲に及ぶ。ここ数か月では玩具のリコールが目立っている。
 
 中国は世界一の玩具輸出国で、前年は220億個の玩具を製造・販売した。これは世界全体の6割に相当する。(c)AFP