【12月13日 AFP】米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)など欧米中央銀行5行は12日、国際金融市場の金融引き締めを緩和するため、共同対策を行うと発表した。入札方式による資金供給などで、金融市場の流動性を高める構えだ。

 FRBの発表によると、今回の対策にはFRBや欧州中央銀行(European Central BankECB)のほか、カナダ、英国、スイスの中央銀行が参加し、短期金融市場の安定化に向け協調するという。

 商業銀行が他行へも貸し渋るなど、広がりつつある金融引き締めが世界経済成長を妨害するとの不安が高まる中で、今回の異例の対応が発表された。

 今回の対策では入札方式による資金供給が行われ、商業銀行の短期資金の調達を支援する。1回目の入札は17日に行われ、200億ドル(約2兆2500億円)の資金が供給される。(c)AFP