【12月6日 AFP】石油輸出国機構(Organization of Petroleum Exporting CountriesOPEC)がアラブ首長国連邦の首都アブダビ(Abu Dhabi)で開催した臨時総会で原油生産量の据え置きを決定したことをうけ、世界各地で原油価格が高騰している。

 ロンドン(London)の北海ブレント(Brent North Sea)原油先物(1月分)は1ドル49セント高の1バレル91ドル2セント。一時は91ドル91セントを付けている。

 ニューヨーク(New York)でも軽質スイート原油(1月分)が1ドル51セント高の1バレル89ドル83セント。一時は90ドル39セントを付けている。

 ロンドンの英証券仲買業サクデン(Sucden)のアナリストは「われわれの予想通りOPECが生産量据え置きを決定した後、原油価格は上昇した」と語り、さらに「消費国は今回の決定に落胆した。特に、ここ最近の下落中でも原油価格が高すぎると主張し、OPECに増産を促していた米国の落胆は大きいだろう」と指摘した。(c)AFP