【11月30日 AFP】ストライキが続くニューヨーク(New York)ブロードウェー(Broadway)で29日、舞台係の労働組合ローカル・ワン(Local One)と米劇場・プロデューサー連盟(The League of American Theaters and Producers)の間で行われていた労使交渉が妥結し、スト開始から19日たってようやく興業再開への道が開けた。

 「ライオン・キング(Lion King)」など、ブロードウェー・ミュージカルの舞台裏で作業する電気技師、大道具、小道具、音響、照明などの作業員は10日からストに突入、これによりニューヨークは数百万ドルの損失を受けた。

 組合員2200人を抱えるローカル・ワン代表のJames Claffey氏は28日遅く、業務の再開を発表し、「世界最大のエンターテインメントの地、ブロードウェーで働く人々は、仕事を再開し、観劇好きの人々に喜びを与えることを楽しみにしている」と述べた。

 一方、全米劇場プロデューサー連盟(League of American Theatres and Producers)のCharlotte St. Martin代表も、声明で両者が合意に達したことを明らかにし、「順当な妥協案で合意した。最も重要なのは、ブロードウェーで再びネオンが光輝くことだ」と述べた。(c)AFP