【11月23日 AFP】英政府は22日、ロンドンのヒースロー空港(Heathrow Airport)の拡張計画を明らかにした。ルース・ケリー(Ruth Kelly)運輸相によると、3本目の滑走路と第6旅客ターミナルの新設、離着陸パターンの変更などを含み、2008年2月まで国民の意見を聞くとしている。

「英国の空の玄関」であるヒースロー空港は、過去10年で旅客数が21%増加し、現在では収容限界能力の98.5%にあたる年間6700万人が利用しているといわれる。来年3月には第5旅客ターミナルがオープンする予定だ。

 環境保護団体や地元住民、ケン・リビングストン(Ken Livingstone)ロンドン市長は、拡張計画は地球温暖化対策に力を入れると表明しているゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相の路線に相反するとして、以前より計画に反対している。(c)AFP