OPEC諸国はドル安に不満、イラン大統領
このニュースをシェア
【11月19日 AFP】石油輸出国機構(Organization of the Petroleum Exporting Countries、OPEC)の首脳会議に出席したイランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は18日、OPEC加盟国がドル安に対し不満をもっていることを明らかにした。
同大統領は「ドル安の進行で、OPEC諸国の(金融)資産価値が下落している」として各国が不満を抱いていると指摘し、「会議出席国は原油価格をドル以外の通貨建てにすることを望んでおり、加盟国の財務相や石油相に対してこれを検討するように指示した」と語った。
また、同大統領は、イランがOPECに対し、OPECのみならず世界各国の利益にかなう強力な通貨を持つべきだと提案したことを明らかにした。
OPEC加盟国の中で2番目に産出量の多いイランは、すでに原油価格の支払いをドルではなく、現地通貨での支払いに変更している。一方、原油価格の基準通貨は依然として米ドルであり、現在進行しているドル下落に伴い、産油国の原油収入も減少している。
OPECの首脳会議は18日、「リヤド宣言」を採択して2日間の日程を終了したが、ドル安への直接的な言及はなかった。(c)AFP
同大統領は「ドル安の進行で、OPEC諸国の(金融)資産価値が下落している」として各国が不満を抱いていると指摘し、「会議出席国は原油価格をドル以外の通貨建てにすることを望んでおり、加盟国の財務相や石油相に対してこれを検討するように指示した」と語った。
また、同大統領は、イランがOPECに対し、OPECのみならず世界各国の利益にかなう強力な通貨を持つべきだと提案したことを明らかにした。
OPEC加盟国の中で2番目に産出量の多いイランは、すでに原油価格の支払いをドルではなく、現地通貨での支払いに変更している。一方、原油価格の基準通貨は依然として米ドルであり、現在進行しているドル下落に伴い、産油国の原油収入も減少している。
OPECの首脳会議は18日、「リヤド宣言」を採択して2日間の日程を終了したが、ドル安への直接的な言及はなかった。(c)AFP