【11月16日 AFP】米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)は15日、短期資金の需給逼迫(ひっぱく)を緩和するため、472億5000万ドル(約5兆2100億円)を短期金融市場に供給したと発表した。

 実際の資金供給を行ったのはFRB傘下のニューヨーク連邦銀行(Federal Reserve Bank of New York)で、翌日物で192億5000ドル(約2兆1200億円)、6日物で200億ドル(約2兆2000億円)、14日物で80億ドル(約8800億円)の3回の公開市場操作を実施した。

 今回の資金供給は1日の供給量としては、米同時多発テロが発生した2001年9月以来最大規模となるという。ただ、他の公開市場操作の影響で、今回の資金供給による金融市場の資金量の純増は67億5000ドル(約7400億円)規模にとどまるとしている。(c)AFP