【10月19日 AFP】コカ・コーラ(The Coca-Cola Company)は17日、中国の薬草成分を用いた清涼飲料水の開発を本格化することを目指し、北京(Beijing)で伝統的な漢方薬の研究所を開設する計画を発表した。

 同社のRhona Applebaum副社長はこの研究所について、「健康増進に貢献する清涼飲料水の技術開発力を強める、大切な一歩」だと語り、「予防を重視した全体観的健康論(ホリスティック・ヘルス)の考え方にもとづく、革新的な清涼飲料水を開発し、コカ・コーラの世界的販売網とマーケティング力で世界に広めたい」との抱負を述べた。

 新たに開発した飲料製品は中国国外でもを販売する可能性があるというが、具体的な計画は明らかにしていない。

 コカ・コーラは現在、急成長の中国市場において、炭酸飲料、炭酸抜きの清涼飲料水、茶、ミネラルウォーターなどを販売している。

 同社は中国中医科学院(Chinese Academy of Chinese Medical Sciences)と長期の協力を行う提携契約を結んでおり、今回の研究所もその一環として開設される。(c)AFP