【9月5日 AFP】環境省のウェブサイトに5日、アクセスが集中し、システムがダウンする事態が発生した。原因はマクドナルドの「ビッグマック」の半額割引が得られる同省主催の二酸化炭素(CO2)排出削減キャンペーンだった。

 環境省の「『1人1日1kgのCO2削減』応援キャンペーン」に協賛する日本マクドナルドは4日、同キャンペーンの一環として7日から30日まで、温暖化対策に取り組んだ顧客に対し、主力商品「ビッグマック」を通常価格のほぼ半額の150円で提供すると発表した。

 150円でビッグマックを手に入れるためには、まず環境省のウェブサイトから、39項目のCO2削減策を一覧にした「私のチャレンジ宣言カード」をプリントアウトするか、携帯電話にダウンロードする。各挑戦項目にチェックを入れて回答し、購入時にカードを提示する。

「マクドナルドは誰もが知っているし、利用者も多い。特別価格でのビッグマックの提供は、割引率が大きいために大反響を呼んでいる」と、環境省地球環境局地球温暖化対策課国民生活対策室の染野憲治(Kenji Someno)室長は語った。

 39項目には、エアコン利用を控えることからシャワーの時間を1分短縮すること、火にかける前にやかんの底をふくことなどまで、さまざまなCO2削減策が挙げられている。

 環境省のウェブサイトに最もアクセスが集中したのは、同日午前9時直後だった。昼食で得をしようとしたのか、会社の始業開始とともにビッグマックを思い浮かべた人があまりにも大勢いた、ともいえる。(c)AFP