原油市場が反発、北海ブレント価格が70ドル超の水準に
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【8月14日 AFP】米国サブプライムローン問題への警戒感から前週、落ち込んでいた世界の原油価格は13日、他業種での動きを反映して反発した。
ロンドン国際石油取引所(IPE)の北海ブレント(Brent North Sea)先物9月渡しは59セント高の1バレル70.98ドルとなった。またニューヨーク原油先物相場でも、軽スイート原油9月渡しが65セント高の1バレル72.12ドルとなった。
米投資信託ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のアナリストらは、最近の原油価格の落ち込みは投機家による短期的なものだとしている。また世界的に原油供給が不足気味なのに対し、中国や米国などエネルギー消費大国を中心に高い原油需要があるため、価格の値下がりは抑えられるという。
前週、米国で信用力が低い借り手を対象としたサブプライム住宅ローンの焦げ付き問題への懸念が高まったことから、市場はリスク回避の動きを見せ、ブレント価格は10日、今年6月以降で最安値の1バレル68.95ドルまで落ち込んだ。
しかしその1週間前にはニューヨーク原油先物は、国内原油量在庫が減少したとの発表により、一時1バレル78ドル77セントまで値を上げ、過去最高値を更新していた。
国際エネルギー機関(International Energy Agency、IEA)では石油産出国に対し、燃料消費の増える北半球の冬季へ向けて供給不足が見込まれることから、産出量を増やすよう促している。OPECは9月にオーストリアのウィーン(Vienna)で会議を開催し、産出量を変更するかどうかを協議する予定だが、加盟国は市場供給量は十分だと主張している。(c)AFP
ロンドン国際石油取引所(IPE)の北海ブレント(Brent North Sea)先物9月渡しは59セント高の1バレル70.98ドルとなった。またニューヨーク原油先物相場でも、軽スイート原油9月渡しが65セント高の1バレル72.12ドルとなった。
米投資信託ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のアナリストらは、最近の原油価格の落ち込みは投機家による短期的なものだとしている。また世界的に原油供給が不足気味なのに対し、中国や米国などエネルギー消費大国を中心に高い原油需要があるため、価格の値下がりは抑えられるという。
前週、米国で信用力が低い借り手を対象としたサブプライム住宅ローンの焦げ付き問題への懸念が高まったことから、市場はリスク回避の動きを見せ、ブレント価格は10日、今年6月以降で最安値の1バレル68.95ドルまで落ち込んだ。
しかしその1週間前にはニューヨーク原油先物は、国内原油量在庫が減少したとの発表により、一時1バレル78ドル77セントまで値を上げ、過去最高値を更新していた。
国際エネルギー機関(International Energy Agency、IEA)では石油産出国に対し、燃料消費の増える北半球の冬季へ向けて供給不足が見込まれることから、産出量を増やすよう促している。OPECは9月にオーストリアのウィーン(Vienna)で会議を開催し、産出量を変更するかどうかを協議する予定だが、加盟国は市場供給量は十分だと主張している。(c)AFP