【8月10日 AFP】欧州中央銀行(European Central BankECB)は10日、米株式市場のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンをめぐる信用不安の拡大を防ぐために、金融市場に610億5000万ユーロ(約9兆8000億円)を緊急供給すると発表した。

 ECBは前日9日にも、史上最大の948億ユーロ(約15兆2200億円)を緊急供給しており、合計で1558億5000万ユーロ(約25兆円)を市場投入したことになる。

 ECBは10日午前、「前日の緊急供給に続いて、ユーロ市場の正常運営を保つための調整措置として追加資金投入を行う」と発表。その後、投入額を明らかにした。(c)AFP