ボーイング787ドリームライナーに注文が殺到
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【7月9日 AFP】米航空機大手ボーイング(Boeing)は8日、燃費が格段に良い次世代旅客機787ドリームライナー(787 Dreamliner)を公開した。注文はすでにパンク状態だという。
同社が13年ぶりに開発した新型機は、表面積の50%に、アルミの代わりに強度と耐火性にすぐれた炭素繊維を採用し、軽量化を実現。これにより、燃費が従来機より20%もアップした。1回の給油で最長1万5750キロを飛行可能なため、これまでは777または747型機でしか運行できなかったニューヨーク(New York)-マニラ(Manila)間やモスクワ(Moscow)-サンパウロ(Sao Paulo)路線も運航できるようになる。
また、中距離・長距離用の3機種が発売され、座席数は210から330。定価は1機につき1億4600万ドル(約180億円)から2億ドル(約246億円)。今年中に試験飛行を行い、2008年には、4年前に4機を発注した全日空(ANA)に納入する予定。
同社は、20年間で2000機の出荷を目標にしているが、すでに47社から677機の注文を受けている。2005年に65機を発注したオーストラリアのカンタス(Qantas)航空は7日、20機の追加注文を発表、エア・ベルリン(Air Berlin)も25機を注文した。クウェートのAviation Lease and Finance Company(ALAFCO)は、10機を追加注文。米CITも、5機を追加注文した。
787型機開発チームの最高責任者、マイク・ブレア(Mike Blair)氏によると、注文が殺到しているため、8日以降の注文分の納期は2015年になるという。(c)AFP/Tangi Quemener
同社が13年ぶりに開発した新型機は、表面積の50%に、アルミの代わりに強度と耐火性にすぐれた炭素繊維を採用し、軽量化を実現。これにより、燃費が従来機より20%もアップした。1回の給油で最長1万5750キロを飛行可能なため、これまでは777または747型機でしか運行できなかったニューヨーク(New York)-マニラ(Manila)間やモスクワ(Moscow)-サンパウロ(Sao Paulo)路線も運航できるようになる。
また、中距離・長距離用の3機種が発売され、座席数は210から330。定価は1機につき1億4600万ドル(約180億円)から2億ドル(約246億円)。今年中に試験飛行を行い、2008年には、4年前に4機を発注した全日空(ANA)に納入する予定。
同社は、20年間で2000機の出荷を目標にしているが、すでに47社から677機の注文を受けている。2005年に65機を発注したオーストラリアのカンタス(Qantas)航空は7日、20機の追加注文を発表、エア・ベルリン(Air Berlin)も25機を注文した。クウェートのAviation Lease and Finance Company(ALAFCO)は、10機を追加注文。米CITも、5機を追加注文した。
787型機開発チームの最高責任者、マイク・ブレア(Mike Blair)氏によると、注文が殺到しているため、8日以降の注文分の納期は2015年になるという。(c)AFP/Tangi Quemener